Expectations 研究の期待
サポート者である父親に着目し、母親にのみ介入するのではなく、母親と父親の両者に介入することで、出産後の危機を乗り越え、家族の再構築を促すことが期待できる。
父親は母親の良きサポート者としての存在であることを自ら自覚しながら、コペアレンティング(Feinberg, 2003)の視点から、夫婦で互いを理解し助け合うことによって、お互いに影響しながら、親としての役割をどのように一緒に行っていくかを追求し、よりよい子育てを可能とすることが期待できる。
育児期を夫婦で作り上げ、子どもを含めた夫婦の関係性について見直すことにより、お互いが親としての自信を持ち、人としての成長を遂げるとともに、子どもの生育環境に良い影響をもたらすことが期待される。